定期刊行物

短歌芸術2020年12月号

発行日
2020年12月1日
価格
500円(本体455円+税)

毎月最大5首まで投稿でき、撰者によって選ばれた歌が掲載されます。

小学生から大人まで、どなたでも気軽に短歌に触れていただける月刊誌です。

身辺の事象を、投稿者の言葉で五七五七七の歌に編み上げる–日々の暮らしの中にある感動が滲む31文字をぜひ味わってみてください。

今月の読み物

  • 遠世の音

    磯和 格 様

    「淋しらに風過ぎゆけば薄原遠世の音と鳴りやまずかも」

    この歌は湯浅竜起先生が三重県の青山高原に吟行された折の連作八首の中の作品です。作者は運転手を兼ね、供をしたおり、師の大自然に対する姿に畏敬の念を抱きました。

  • 短歌ランダムウォーク

    石井 裕様

    「なんでも飲み込む日本語」 曾津八一に見える日本の原景

    「かすがの に おしてる つきの ほがらかに あき の ゆふべ と なり に ける かも」わかりやすさを通り越して、分からなくなさ過ぎるというか不思議な感じを受けた作者???

  • 「私の心に残る歌」

    佐原  鈴木 雅子様の心に残る歌は、

    作歌のほとんどが二人の娘さんを中心に、そんな中で出合った

    「それぞれの世界を持ちて育つ子よ世界を二つ生みしと思う」です。

  • 「私の心に残る歌」

    平塚 元植 芙美子様の心に残る歌は

    四十年前広島から平塚に転勤になり、初めての土地での慣れない生活。当時の教会長磯島照子先生の指導で乗り越えた時代の先生のお歌です。

    「しずかなる日々にはあらねこのいのち能(あた)ふかぎりを燃えなむとする」

  • 随想 「短歌と外国布教」

    加美弥真 小野 久彦様の

    連載第42回 海外布教こぼれ話……オセアニアBです。

  • 添削のとびら 「古いファイルをひもといて」3

    梶原 治郎様

    「勘違いも甚だしい、全然歌になっていない、作歌力なし」

    衝撃を受けたこのコメントに、毎月の投稿準備にかかるものの一首もできず……投稿に至らないのです。そんな折、思いがけずに作者に訪れた機会とは……。

    本日のカレンダー

    4月
    19

    一意専心(いちいせんしん)

    するべきことは評価を気にせず、心を行き届かせて行いましょう。