暮らしを彩る出版社
コラム
子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。
「only one」Episode31
子育て web限定
- ペンネーム
- フローレンス
- 年齢
- 40代
- 家族構成
- 夫、長男(11歳)、次男(9歳)
「ぼくが勝ったら寝る時に足をマッサージしてほしい!」と言う次男と、
オセロゲームで対決することになりました。
私は他の用事をしながら対戦したこともあり、
気が付くと大差で負けてしまいました。
その日の就寝時にはマッサージをしてあげられなかったので、
「明日するからね」と言ったものの、次の日もその約束を忘れていました。
就寝時間が近づき、次男のしょんぼりとしている姿を見て、
〈しまった! 次男にマッサージをするのを忘れてた〉と気付きました。
仕事や家事で忙しく動いている私に対して〈マッサージをしてよ〉
と言い出せなかった次男の気持ちを思うと、
大変申し訳ない気持ちになりました。
私はすぐに家事をする手を止め、次男の足をマッサージしました。
マッサージをするうち、少しでも私との時間を過ごしたかった
次男の気持ちを感じ取ることができ、今しかできない子育ての時間を、
あらためて味わうことができました。