コラム

子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。

「イクメンパパ」Episode3

子育て web限定
ペンネーム
Melissa
年齢
30代
家族構成
夫、長女(5歳)、次女(2歳)、三女(0歳)

私たち夫婦は結婚6年目で、5歳、2歳、0歳の娘がいます。パパは今どきのいわゆる“イクメン”で、娘たちもパパが大好きです。
そんなパパですが、長女が生まれたころは育児にあまり協力的ではありませんでした。仕事が忙しく、毎日夜遅く帰ってくると一人の時間をゆっくり楽しみたいのでしょう。私が長女を寝かしつけている隣の部屋から、テレビやゲームの音が聞こえてくることもありました。
育児の合間にワイシャツのアイロンがけもして頑張っているのに、当たり前のような顔をしてお礼の一つもありません。「世の中は空前のイクメンブームなのに、うちはなぜそうじゃないんだろう」。そんなことも思っていました。初めての育児で心も体もヘトヘト、夫に対する不満もいっぱいで、毎日が苦痛でした。
そんな折、ある雑誌のイクメンパパによるQ&Aのコーナーが目に留まりました。小さな子供を持つ母親から、「夫をイクメンにするにはどうしたらいいか」という質問でした。私は自然と読み進めていました。イクメンパパの回答は「妻が子供たちの世話を楽しそうにしながら家事や仕事を頑張っている姿を見て、“育児ってそんなに楽しいのか、自分もやってみたいな”と思ったことから、自然と子育てを手伝うようになりました」というものでした。
私はその回答を読んで、私自身が子育てを楽しめていないことに気付きました。「毎日毎日ただつらい、大変、どうしてあなた手伝ってくれないの? 妻がそんなふうなのに、夫が育児をやってみようとは思わないよね」と、自分を客観的に見てすごく納得しました。
その回答を読んで以来、私は子育てを楽しもうと心に決めました。すると次第に長女と暮らす毎日が楽しくなり、夫に対する不満もなくなりました。夫がイクメンぶりを発揮してくれるようになったのもそのころからです。
それから間もなく次女が誕生。夫は相変わらず忙しいのですが、2人の子供の世話をよくしてくれます。私に「手伝ってほしいことがあったら言ってね」と言ってくれたり、「よく頑張っているね」と褒めてくれたりすることもあります。夫が協力してくれないことを責める気持ちでいた時にはなかったことです。
8月に3人目を出産したばかりで忙しい毎日ですが、イクメンパパの存在は私の心の支えになっています。これからも夫と仲良く楽しく、子育てを頑張っていきたいと思っています。

あなたにお勧めしたい商品

新米パパママのための育児の時間

子どもが夜中に熱を出した、けいれんを起こしたなど、初めての子育ては何かと大変なことが多いようです。そこで、幼児期にかかりやすいさまざまな病気を紹介し、その病気の診療法、治療法、予防法や妊娠中の生活環境と心の在り方などを分かりやすく説いた、頼れる一冊です。

カテゴリー

本日のカレンダー

10月
9

心機一転(しんきいってん)

ターニングポイントは、気持ちを入れ替えるチャンスです。