コラム

玄関スッキリ 気分もスッキリ

生活

マイペースで掃除をするには?

生活スタイルの変化や仕事の内容によって、年々、年末の〝風物詩〟「家族総出の大掃除」をするご家庭が減少しています。皆様のお宅はいかがだったでしょうか?
大方の人が「大掃除」となると、始めるには相当な気合が必要だったりしますが、一年を通じて少しずつ快適空間を広げていく「マイペース」な方法もあります。
最初の取りかかりとしては玄関がオススメです。物の種類が限定されていて作業がしやすく、達成感が味わえます。
今現在、皆様のお宅の玄関の土間(三和土)に履物が複数出しっ放しになっていませんか? 粗末に扱われている物と大切な物とが混在していると、毎日気持ち良く「いってきます!」と送り出され、「ただいま〜」と迎えてくれる場所にふさわしくありません。
履物が出しっ放しになる理由の一番が「しまう場所が無い」ですが、それはほんとうでしょうか。
お住まいの下駄箱を思い出してください。全ての履物を把握していますか? 恐らく忘れ去られた履物があるはずです。

下駄箱の中にスペースを取ろう

今回は、玄関に放置された物を取り除くのが一つ目の目的です。忘れ去られてホコリをかぶった下駄箱の履物から手を付けて、下駄箱にスペースを作りましょう。「手放す=処分に迷う」物があれば、保管場所を移しましょう。
修理が必要なのに、そのままになって履かずに置いてある靴は、すぐ修理しましょう。「物はいかされてこそ!」です。もう使わないものやサイズが違うものは処分しましょう。きっと下駄箱にスペースができ、出しっ放しの履物が収まるはずです。
余談ですが、下駄箱の内棚の汚れ防止にシートなどを敷く場合は、ビニールなどの素材はオススメできません。シートの下に湿気がたまります。我が家では新聞紙を敷いています。費用がかからず、臭いも湿気も吸収してくれます。何より日付け入りなので、いつ交換したのかが一目瞭然です。
下駄箱内にスペースができたら、ぜひ設置してほしいのが「防災グッズ」です。このテーマについては次回お話しします。

『芸生新聞』2015年2月9日付号掲載

捨てるから始めない もっと心地良い暮らし

ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。

【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。

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