コラム

夫婦がいつまでも明るく楽しく暮らすための秘訣は何でしょう。妻が、夫が相手を思いやり、共感し、認め合い、励まし合う…… 何でも分かっているつもりでいても、新しい発見がきっとそこにあります。日々の暮らしの中で感じたこと、気付いたことなどを手記でお届けします。

「夫婦会議」Episode2

夫婦 web限定
ペンネーム
だんごむし
年齢
30代
家族構成
夫、長男(5歳)、次男(1歳)、三男(0歳)

長男を出産後、私はまさに新米ママで、初めての子育てに戸惑うことがたくさんありました。育児の本を読んだり、勉強会に参加して学んだことを実行していたつもりでしたが、思いどおりにいかないことが多く、イライラしていました。
次男が産まれた時も、仕事や子育て、家事に追われる毎日が続き、子供や夫にあたることが増えていきました。このままではいけないと思い、お世話になっている上司に相談をしました。その時に上司から「夫婦でしっかり話をしているかい? どんなに忙しくても毎日一度は夫婦でじっくり話す時間を取るといいよ」と言われました。その内容を夫にも伝え、できるかぎり夫婦で話す時間を作り、話した内容を日記に残すようにしました。
話し合いを続けていくうちにあることに気付きました。それは、子育ての本を読んだり、勉強会で学んだりしたことを夫に伝えず、一人で決めてきたことでした。私は、〈これが良いことなんだ〉と思い込むと、夫の思いを聞くこともせずに得た知識で育児に向き合っていたのです。
それ以来、大切なことを決める時にはとことん夫婦で話し合い、お互いの気持ちを合わせるようにしました。
次男が断乳した時の体験ですが、断乳の時期について、2~3歳までは飲ませた方がいいとか、自立させるためにも10か月でやめた方がいいなど、さまざまな情報がありました。私たちは、次男のことを考え、とことん話し合った結果、1歳を迎える誕生日を最後にしようと決めました。その日から、次男に「おっぱいは1歳のお誕生日の夜で終わりにしようね」と言い続けました。私自身も、夫婦で決めたことなのだから必ず良いことになると思うと、迷いもありませんでした。
そして、最後の授乳の日を迎え「これで最後だからね。今までおっぱいをたくさん飲んでくれてありがとう」と次男に伝え就寝しました。すると、翌朝目を覚ました次男は、泣くこともなく、まったくおっぱいを欲しがりませんでした。それ以降、モリモリと食事をし、食欲旺盛な姿を見せてくれました。次男の姿を見て、正しいと言われることをそのとおり実行するよりも、夫婦で意見を合わせて子供に伝えていくことの方が大切なのだと実感しました。
現在も時間を見付けては夫婦会議をよくしています。夫とコーヒーを飲みながらいろいろなことを話し合う時間は、私たちにとって大切な時間です。どんな時も夫婦で心を合わせていれば、恐いものなどない気がします。そして、最高の秘訣を教えてくださった上司に心から感謝しています。

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