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子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。

「子どもの姿が自分を写す」Episode9

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ペンネーム
うさこ
年齢
40代
家族構成
夫、長男(8歳)、長女(6歳)

長男が小学校に入学してから1カ月がたったころ、初めての授業参観と懇談会ありました。先生が生徒たちに「この問題が分かる人は手を挙げて!」と問いかけました。積極的に手を挙げるお友達が多い中、人ごとのような顔をして座ったままの息子を見て、〈問題が分からないのかな、どうして手を挙げないのかな〉と心配に思ったことがありました。
担任の先生との懇談で、「息子さんは答えが分かっているのですが、もし間違っていたらどうしようと思うと、手が挙げられないのです」と聞かされ、〈分かっているなら手を挙げればいいのに〉と思ったことがあります。

以前、〈子供は親である私の過去や現在の姿〉と教えてもらったことがあります。私が息子と同じ年のころを思い返してみました。私は、自分から積極的に手を挙げて答えるタイプではありませんでしたし、大勢の前で発言することが苦手でした。それでいて心配性の一面もありました。自分のことは棚に上げておいて、息子をとがめながら見ていたことに気付きました。

その後、たとえ答えが間違っていても心配する必要がないこと、分からなければ先生や周りの人に聞くことが大切なのだということを伝えました。

3年生になった息子は、積極的にとは言えないまでも、以前と比べて手を挙げる回数が増え、本人も授業が楽しくなったようです。

自分の姿が鏡のように映ることで、私自身も反省し、変わることができることを学びました。これからも、息子とともに日々成長していきたいと思います。

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小学校4、5、6年生のみなさん、朝起き、整理整頓、家のお手伝いはできていますか?保護者の皆さんは、お子さんの話を丁寧に聞いておられますか?子どもにとって大切なこと、するべきことが一つでも、少しでもできるようになれば、子どもの心も保護者の心も楽しくなり、家の中がより明るくなるでしょう。そのための提案やアドバイスを手紙にして、親子それぞれにお届けします。

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