コラム

衣類の収納を見直そう

生活

詰め込み過ぎていませんか?

そろそろ梅雨入りですね。高温多湿の日本は、換気に気を付けておかないと、水回り以外でもカビが発生してしまいます。
お気に入りの大切な洋服を泣く泣く処分するなんてことにならないように、クローゼットやタンス内の除湿も心掛けましょう。
まずは、衣類を詰め込み過ぎていないかをチェック。除湿機や除湿剤、扇風機などを使用するのが効果的ですが、これを機会に衣類の収納を見直してみるのもお勧めです。
実は、衣類の収納場所には、その人の「クセ」が現れるのです。
クローゼットやタンスを毎日開け閉めしている分には気付きにくいかもしれませんが、シーズンの終わりごろには、その「クセ」がはっきりと現れているはずです。
例えば、我が家では衣類はクローゼット収納。扉を開けると、ずらりとハンガーに掛けた洋服が並んでいます。
右利きの私の場合は、そのクローゼットに向かって左側に使用頻度の低い服が集まっています。引き出し内も見てみると、右側の洋服の着用頻度が高いのです。

クセに向き合い新しい発見を

右側に集まったシーズン中によく着用した衣類と、無意識のうちに左側に寄ってしまった一度も着る機会の無かった衣類を比較してみると、自分の「クセ」が分かります。
それらの服と向き合って、〈どうしてこの服を着なかったのか?〉〈これから着る機会はあるだろうか?〉と考えてみるのです。
年齢とともにスタイルは変化しますが、似合う色や好みも変わっていくものです。
無意識から生まれる自分の「クセ」や家族の「クセ」に意識して向き合ってみると、新しい発見があります。
ふだんは気にしないことを考えてみるのも、楽しい作業です。この「クセ」が分かると、次回の洋服購入の参考にもなります。
また、物の出入りが少ないクローゼットも、自然と湿気もホコリもたまりがちです。数年間、袖を通していない洋服がハンガーに掛かっていませんか? 肩辺りにホコリが付着しているはずです。
梅雨の晴れ間、湿度が低い晴れた日には、クローゼットやタンスを整理し、たまったホコリを乾拭きしてみましょう。

『芸生新聞』2015年6月8日付号掲載

捨てるから始めない もっと心地良い暮らし

ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。

【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。

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