コラム

夫婦がいつまでも明るく楽しく暮らすための秘訣は何でしょう。妻が、夫が相手を思いやり、共感し、認め合い、励まし合う…… 何でも分かっているつもりでいても、新しい発見がきっとそこにあります。日々の暮らしの中で感じたこと、気付いたことなどを手記でお届けします。

「相手を思う気持ち」Episode7

夫婦 web限定
ペンネーム
うさこ
年齢
40代
家族構成
夫、長男(8歳)、長女(6歳)

結婚して10年ほどになりますが、私が思っていることを主人に素直に伝えたり、理解したりすることはなかなか難しいと感じています。結婚当初のことははっきりと覚えていませんが、きっと今よりも初初しく、純粋に相手の気持ちや思いを感じようとしていたのではないかと思います。
先日、友人の結婚式に出席するために準備をしていた時のこと。私が着て行こうと思っている服や、身に付けるために出しておいた小物を主人が見て「こんなのを着て行くの?」と言ったのです。〈えっ? こんなのっていう言い方はあまりにもひどくない?〉と私は腹を立てました。
今までも何度となく同じように主人に腹を立てる場面がありましたが、解決方法は見つからないまま時間がたっていました。
〈どうすることもできないのかな……〉と悩んでいた時に教えてもらったのは、「相手のことを心から思い、理解すること」でした。

ある時、知人に「結婚式に着て行こうと思って出していた服や小物を見た主人が、こんなのを着て行くの? って言ったのよ」と話しました。知人は主人とも顔見知りで、私には話さなかった自分の気持ちを〈せっかく友達の結婚式に出席するのだから、もう少し明るい色の服装の方が良いのではないかと思ったからそう伝えた〉と打ち明け、そのことを知人が私に教えてくれました。私は驚きと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
私は、今回ことを間接的にでも知ることができてありがたく感じましたし、少しでも主人の気持ちが理解できたことをうれしく思いました。
まだまだ自分の思いを優先しがちな私ですが、これからも主人を思い、感じながら過ごしていきたいと思います。

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