コラム

夫婦がいつまでも明るく楽しく暮らすための秘訣は何でしょう。妻が、夫が相手を思いやり、共感し、認め合い、励まし合う…… 何でも分かっているつもりでいても、新しい発見がきっとそこにあります。日々の暮らしの中で感じたこと、気付いたことなどを手記でお届けします。

「夫婦仲良く」Episode9

夫婦 web限定
ペンネーム
ぴよぞう
年齢
40代
家族構成
夫、長男(7才)、長女(7才)、次男(4才)

「夫婦仲良くが一番大切。そうすれば全てがうまくいくのよ」 と母はいつも言います。
「たとえ夫が難しいことを言ってきても、その気持ちに合わせてみると結果として神様がいいことにしてくれるから」 と母の体験から教わるありがたい言葉も、いざ実践するとなると、なかなか難しいのです。
ある朝、私がいつものように早起きして朝食の準備をしていると、3人の子どもたちが次々に起きてきました。遅れること20分、夫がゆっくりとやってきて、朝食を食べ始めたので、寝室に行くと、家族全員の布団が敷いたままになっています。その光景を見て、〈遅くまで部屋にいたのに布団くらい畳んでほしい!〉 と夫への不満が瞬間的に湧き起こりました。
〈私は家族のために早くから食事の用意をしているのに……〉 と
でもその時 〈あ、ここだ!〉 と思えたのです。いつもならその後もずっと夫への不満が言動や態度に現れ、お互いに楽しくない時間を過ごすか、エスカレートして口論になるのがパターンでした。でもこの日は 〈ここは気持ちを切り替えよう〉 と思い、祈るような思いで母の言葉を思い出して自分に言い聞かせました。〈世界中の人が布団は畳むべきと私の味方をするかもしれないけれど、少なくとも私の夫の気分には合っていなかった。そこで私が夫を批判するのは違うなあ。夫の気分に合わせられなくてごめんなさい。〉 と反省し、心の中で神様に言いました。
そう思うと、ぷんぷんしていた気持ちが消え、少しずつ楽しくなりました。夫にも普通に接することができ、自分の心の中ではちょっと得をした気分でした。気持ちを切り替えさせてもらえたことがありがたく、うれしかったのです。
夫婦仲良く暮らすというのはなかなか難しいものです。だからこそ、夫の気分を受け入れ、理解し、仲良くできたときの喜びはひとしおです。これからも、周囲の人が私たちを見て、〈仲の良い夫婦だな〉 と思ってもらえるような2人でいたいと思います。

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