コラム

夫婦がいつまでも明るく楽しく暮らすための秘訣は何でしょう。妻が、夫が相手を思いやり、共感し、認め合い、励まし合う…… 何でも分かっているつもりでいても、新しい発見がきっとそこにあります。日々の暮らしの中で感じたこと、気付いたことなどを手記でお届けします。

「夫の好みに共感」Episode10

夫婦 web限定
ペンネーム
ななつぼし
年齢
30代
家族構成
夫、長男(10歳)、次男(6歳)、三男(1歳)

早いもので結婚して10年がたちますが、結婚当初、目標としていたことがありました。それは「夫が好きなものを私も好きになる」ということでした。
夫が「おいしい!」と思うものは一緒に「おいしい!」と言いたいし、夫が「グッときた」と涙ぐむ時は「ほんとグッとくるね」と一緒に涙したいと思っていました。それは、何をするにしても気持ちが一緒だと、楽しいだろうなと思ったからです。 夫婦といえども生まれた土地、育った環境、年齢、好物……ほんとうに何もかもが違います。
ちなみに私たち夫婦の唯一の共通の趣味は絵本集め、ただそれだけです。道のりは容易ではありませんでした。でも気持ちを一つにしようと頑張りました。
基本的に夫は何でも喜んで食べてくれます。たとえば、夫は里芋を煮た料理が好きです。夫の親と私の親は20歳近く違います。きっと夫は、〈私の母より一世代上の味が好きなのだな……〉。そう思い、和食の研究を始めました。作るたびに何度も「味付けはこれでいい?」と聞きました。10年目にしてやっとこんな感じかな……というのが分かってきた気がします。 また、夫は肉の脂身が好きです。一方、私は苦手でいつも残していました。でも活用法を教えてもらい、脂身を使って料理してみると、〈何ておいしいのだろう〉と思ったのです。肉の脂とはこれほどまで応用が利いて、旨味がたっぷりなのだな、ということが分かりました。今では脂身たっぷりのお肉を選んで買うようにしています。
洋服はというと、夫は綿のものが好きで、私は麻のものが好きです。これでは微妙に探すお店が異なってきます。夫が「かわいい」と勧めてくる服に最初は……でした。でも今では同じものを見て「かわいい」と思えるようになりました。 音楽に関しても、夫が好きな音楽と、私が聞きたい音楽は違いました。正直、好きではない人の音楽を聴くのは楽しくありませんでしたが、全力で好きになるよう努力をしました。そうしているうちに、夫の好きなミュージシャンの音楽を聴くのがうれしくなったのです。先日、夫の好きなミュージシャンのコンサートがありましたが、誘ったのは私からで、夫と一緒に楽しい時間を過ごすことができました。

あなたにお勧めしたい商品

暮らしの中のPL処世訓 ーPLの教義の根本をやさしく解説ー

PLは実行の教えです。実行すればそれだけの効果があります。どうすれば暮らしの中でPL処世訓を実行することができるのでしょうか。この本は、PL処世訓21箇条を箇条ごとにやさしく、分かりやすく解説しています。「人の一生は自己表現である」「感情に走れば自己を失う」「自他を祝福せよ」「一切は鏡である」「中心を把握せよ」など。

カテゴリー

本日のカレンダー

4月
26

正々堂々(せいせいどうどう)

正しいと思っていることは堂々と伝えましょう。