暮らしを彩る出版社
コラム
1分間の掃除を習慣付けよう
生活
使い古したタオルをウエスにしよう
前回は「モノを要・不要で分ける=思考もすっきり」のお話でした。実践すると、日頃から使い勝手の良い位置の引き出しの中やキッチンなどにスペースが生まれたと思います。
今回は「その空いたスペースにあると便利なモノについて」です。
多くのご家庭で景品やら贈答品で頂いたタオルがストックされていると思います。
ふだん使いのタオルを新調して、使い古したタオルをウエス(使い捨て雑巾)にしてみませんか?
我が家ではシーツや古着もウエスにしています。作り方は手のひら大にカットするだけ、これでスタンバイOKです。
朝の歯磨きで洗面台を使った最後に、水栓のステンレス部分や鏡に飛んでしまった水滴をササッと拭く。
または、食後にお皿を洗った最後にシンクや蛇口をサッと一拭きして輝かせるなど、必要な時間は1分足らずです。
このウエスは捨てる前にも活躍してくれます。ぜひ湿った状態で試していただきたいのが、冷蔵庫や洗面台キッチンの扉面、スイッチプレート回りなどの縦面の拭き掃除です。
特に洗面台やキッチンの扉面、スイッチパネル周囲のクロスの黒ずみなどなど、縦面の汚れは、そこで生活している当の家人は気付きにくいものですが、訪問者にはとても目に付きやすい汚れなのです。
使いやすい場所にスタンバイ
この隙間掃除が習慣になると、汚れが軽度な段階で落とせるので、刺激の強い洗剤も不要になります。
何より1分足らずで「輝き」が得られるので満足度は大。いかされた空間が生活そのものを好転させてくれます。
小さな積み重ねも継続すれば大きな成果となって現れます。この1分掃除で、今年の年末大掃除が楽になることも間違い無しです。
習慣にするためには、ご自分や家族の使いやすい場所にウエスをスタンバイさせるのがコツです。
『芸生新聞』2015年10月12日付号掲載
捨てるから始めない もっと心地良い暮らし
ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。
【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。