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〝まだ使える〟も一考の価値アリ

生活

安全な延長コードは?

「まだ使えるのにもったいない」とモノを大事にする精神も大切ですが、まだ使えるモノでも買い替える方が良い場合もあります。
安全や使い勝手を考えると 、買い替えるだけで生活が安心&快適になることもあるからです。安全とストレスフリーに着眼した「まだ使えても、買い替えて良かった」二つの具体例をお伝 えします。
複数コンセント口がある「延長コード」は便利なものですが、冬場に結露の多い室内での使用には危険があります。
空きのコンセント口からホコリが侵入して、水気・電気と反応を起こし、実際に身近でボヤ騒ぎが起きました。樹脂製のコンセントが熱で焼け焦げ、このコンセ ントからつなげていたテレビも修理不可で買い替えになったそうです。
近年の延長コードのコンセント口は、不使用の口をカバーで塞いで、ホコリが侵入しないよう工夫されています。
特に、結露が多い住環境で10年以上同じ延長コードを使用しているという方は、まだ使えてもコンセント口内にはホコリがたまっていることが予想できます。安 全のためにも、「ホコリ防止シャッター付き」と表記されたものへの買い替えをオススメします。

清潔な水切りかごに

もう1例は、1度購入したら買い替えないモノランキングの上位に入りそうな「水切りかご」です。
ステンレス製でも経年劣化からサビも出ます。また、旧式タイプはかごの受け皿に水がたまりっ放しになるので受け皿にぬめりが発生しますね。
最新タイプは底の受け皿に傾斜があり、シンクに水が流れ落ちるようになっています。常に乾いた状態をキープできるので清潔です。
暖かくなると水回りのぬめりは発生しやすくなります。汚れない工夫がある製品を使うと、「洗わなきゃ!」から解放されます。
家の中を見回すと、まだまだ使えても安全のため、快適のために買い替えが必要なモノがありそうですね。

『芸生新聞』2016年4月11日付号掲載

捨てるから始めない もっと心地良い暮らし

ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。

【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。

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