コラム

次を考えると好転が連鎖

生活
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片付けるとは準備すること

家族と暮らす心地良い日常に必要なこととは何だろうと考えるうちに、「片付けるとは準備すること」だと、しみじみ感じるようになりました。
前日に時間割りを整える習慣が付いている小学生の忘れ物率は、当日の朝準備するよりも断然少ないといいます。
慌てずに行えるのですから当然の結果ですが、時間割りを合わせるので、必然的に連絡帳を見ます。保護者へのプリントも出し忘れがありません。明日の準備を記憶が鮮明なその日のうちにすることで、連絡帳に書いてあることの裏側にまで気が回ります。
「部活で忙しい、自習の時間の確保も難しい」と嘆きたくなる中高生のいるご家庭の場合、就寝前の時間割りを整える時間に、その日の授業内容を思い出すだけでも学習効果があるそうです。

1分の積み重ねで次の日が好転

家事もしかりです。モノを定位置に整えて戻すのは、次に使いやすくする準備の意味が大きいのです。
帰宅したら、その場で今日一日履いていた靴の汚れを落とす。コートや上着にブラシをかける。洗濯をしてくれる相手のために汚れた衣服を洗濯カゴに入れる。小さな「準備すること」の積み重ねが、室内の片付き具合となって現れていきます。
モデルハウスのようにおしゃれに見せる必要はありません。ほんの1分の積み重ねで次の日を気持ち良く始められるなら、実践あるのみです。
就寝前に朝食の段取り、弁当の手順を整えておけば、慌ただしい朝の時間にも余裕が生まれます。気持ち良く朝のスタートを切れると、その日一日が好転する気分になりませんか。
「えーと、ハサミはどこにしまっていたっけ」「ねぇ、診察券はこの引き出しじゃなかった?」など、収納場所を尋ねる声が絶えないようなら、情報の共有ができていない、モノを定位置に戻せていない証拠です。「準備すること」は、次に使う人のための心配り。同居家族への思いやりが、笑顔につながっていく気がします。

『芸生新聞』2016年5月16日付号掲載

捨てるから始めない もっと心地良い暮らし

ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。

【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。

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