コラム

入れ歯の保管は洗面所で

生活
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配給不可能なモノとは?

災害発生時、かなり迅速に生活物資が配給される仕組みが整ってきましたが、残念ながら配給不可能なモノを御存じでしょうか?
それは、入れ歯です。メガネは無いと不便ですが、生命の危機には直結していません。しかし、避難生活開始直後は食べ物を選べないのが現実です。「入れ歯が無くて食べられない」では体力・気力を消耗します。
その入れ歯の日常のお手入れや保管方法はどうやら男女で明確な差があるようです。
男性は洗面所で保管するタイプが多く、女性はキッチンでグラスや湯飲み茶わんなど割れ物に入れて保管するタイプが圧倒的多数です。
地震でモノが散乱してしまった中から小さなモノを発見するのは大変困難です。「運良く入れ歯を発見できたけれど、汚れやガラス破片を洗い流す水の確保に困った」という報道を耳にしました。

ふさわしい定位置は?

ふだんから災害に備えておく方法が幾つかあります。
まず、散乱するモノを減らすためにも、キッチンの扉に耐震ラッチを取り付けます。ホームセンターで購入できる後付けの耐震ラッチは数百円です。散乱するモノが減れば、入れ歯を発見できる可能性は高くなります。次に、入れ歯の保管方法や保管場所です。陶器やガラスなど割れやすい容器、フタの無い容器に保管するのはNGです。
入れ歯の専用ケースの多くは、清潔感のある白っぽい色合いです。蛍光テープを貼るなどして、目立つように工夫するのも重要です。
地震や竜巻などの自然災害では、壁に囲まれた小さい空間、例えばトイレや浴室などが倒壊の確率が低いとされています。この点からも、入れ歯の定位置は男女を問わず、洗面所をお勧めします。
以前から、玄関には下駄箱ではなく玄関収納をイメージすることをご提案していますが、そこにペットボトルの水を数本は保管しておきましょう。そしてもちろん、家族全員がその情報を共有することが大前提です。

『芸生新聞』2016年6月13日付号掲載

捨てるから始めない もっと心地良い暮らし

ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。

【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。

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