コラム

笑顔になれるリビングを演出

生活

良い習慣を家庭内に広げよう

近年特に、良いことも悪いことも周囲に伝染するものと感じています。
笑顔の人の周囲には自然と笑顔の人間が増えるように、悪い習慣も良い習慣も伝染し、拡散するのです。ぜひ、良い習慣を家庭内に、家族に拡散していきたいですね。
例えば、リビングに家族の私物の持ち込み・放置が減らない場合は「片付けて!」と言うよりも、ステキで心地良いリビングを共有する仕組みづくりに力を注入してはいかがでしょうか。
以前にも、どうしたら片付けやすいか? をテーマに考え、出しっぱなしや放りっぱなしなど、「〜ぱなし」の多い場合は戻しやすい仕組みをつくることを提案しました。他にもフォーカルポイントを演出する方法があります。
これも以前にご紹介したことですが、リビングの扉を開けて一番目に付く場所を「飾る」のです。

手頃な市販雑貨を活用して

人には、生花やカッコ良く配置されたインテリア小物の脇にはモノを放置しない、という習性があります。ステキな空間を維持しようという心の働きです。家族みんながワクワクして笑顔になるコーナーが、リビングにあると良いですね。
日本には美しい四季があります。近年は季節行事も簡素化され軽視されていますが、家族がくつろぐリビングにこそ、季節を感じ、楽しめる演出が欲しいところです。手作りにこだわる必要はありません。季節の草花やお手頃な市販雑貨を活用しましょう。頑張りすぎないくらいが続けるコツにもなります。
そのためにまず必要なのは、心のゆとりだと感じています。気持ちが不安定な時やイライラする時にモノを整えることは、とても有効です。
気持ちが整い→季節感を家族で楽しみ→自然と「放置私物」が減る。こんな伝染=循環が生まれると笑顔も増えるはずです。
ちょっとした演出から始まる心地良い暮らしを体験される方が増えてくださるとうれしいです。

『芸生新聞』2017年2月13日付号掲載

捨てるから始めない もっと心地良い暮らし

ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。

【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。

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