コラム

子供の一人暮らしに備えよう

生活

金銭的な負担を考慮し

我が家は、とうとう末っ子もこの春から進学のために下宿することになりました。
いざ子供が一人暮らしをスタートさせるとなると、親の金銭的負担は大きいものです。我が家の場合は、日ごろから通称「未来BOX」に、いつか使えるであろう不用品(日用品)を保管していました。
景品で頂いたタッパー類や、引き出物などで頂いたものの好みではなかった食器やリネン類、粗品で頂くタオル類も、この未来BOXに保管していました。また、まだ使えるものでも機能面から買い直したモノ、家族の増減で使わなくなった鍋やフライパン、割ったり欠けたりして数がそろわなくなった食器やスプーン&フォークなども、未来BOX行きとなります。
長男、長女の一人暮らしの時は、この箱にたまった日用品で身の回り品を間に合わせました。

新調するまでの間に合わせに

これらの日用品は、本人が自分なりの好みや使い勝手を重視して新調するまでの程良い間に合わせになります。新調する時には、現在使用しているモノの良さや使いづらい点も考慮して買い物できるので、社会勉強になる一面もあります。
やはり、毎日使うモノこそ、よく吟味して購入すべきです。ただし、好みに合うといっても分不相応に高価なモノだと自分のお金での買い換えは控えるようですが……。
親としても子供たちが自分でやり繰りしたお金で買い換えるモノを観察していると意外性や発見もあり、楽しいものです。
旅立ちの春です。新生活を楽しく心地良くするためにも「安いから」「とりあえず」の無駄遣いや、後悔してしまう買い物を減らせると良いですね。
かわいい我が子の一人暮らしです。火の用心に水の用心、カギの用心など、心配のタネは尽きません。
こればかりは親心のプレゼントとして、防災用・非常用の持ち出し袋を準備してあげると、離れていても心強く安心できますね。

『芸生新聞』2017年3月13日付号掲載

捨てるから始めない もっと心地良い暮らし

ライフオーガナイザー・中川珠枝(PL富田林教会所属)が、生活空間をより心地良くするため、すっきりと快適に暮らすためのちょっとしたヒントを具体的に提案します。

【筆者プロフィル】大阪府出身。PL学園高等学校(全日制27期)卒業。PL学園女子短期大学進学後、ANA客室乗務員として勤務。現在は、富田林市で夫が起業した地域密着の不動産仲介会社「エイム不動産販売株式会社」のリフォーム担当として、モノに埋もれない収納・暮らし・空間を提案している。

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