コラム

  • TOP
  • コラム
  • 「結果より挑戦する心を大切に」Episode11
子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。

「結果より挑戦する心を大切に」Episode11

子育て web限定
ペンネーム
なるめ
年齢
30代
家族構成
夫、長女(13歳)、長男(12歳)、次女(8歳)

小学校では運動会の練習が始まりました。毎日の練習に、子どもたちは疲れているようでした。
帰ってきた子どもたちに「運動会、楽しみだね」と声を掛けました。すると息子は「運動会には出たくない」と言い出したのです。揚げ句の果てには「学校にも行きたくない」と言います。どうして出たくないのかを聞いてみると、『リレーでは自分のせいでクラスが負けてしまう…』というのが理由でした。
そんな中、クラスではリレーで良い結果を出せるようにと、バトンリレーをするための早朝練習が始まりました。走ることが苦手な息子は、練習をいやがりました。
私は「今みんなが協力して練習していることが大切だし、本番当日にクラスのみんながそろって参加できることが一番だと思うよ。お母さんも応援に行くからね」と伝えました。息子の好きな食べ物を準備し、やる気が出るように、頑張れるようにと祈りました。
運動会の朝、好きな物が詰まったお弁当を持って、元気に登校して行きました。まずは一安心です。
小学校最後の運動会。係の仕事も頑張っています。そして、最後のリレーとなりましたが、3番目でバトンを受け取った息子は一生懸命走っているのが分かりました。応援する私も力が入ります。息子はどんどん追い抜き、1番で次の走者にバトンを渡しました。走り終えた息子はとてもいい顔をしていました。帰宅した息子と一緒に喜んだことは言うまでもありません。
息子はまだ小学生です。それでも6年生ともなれば今まで経験してきたことがあります。苦手なことも出てきます。そんな時、苦手だからと逃げたり、あきらめたりしてほしくありません。周りに共有できる仲間がいること、相談できる大人がいることを知っていてほしいと思いました。
これからも挑戦していく子どもたちを見守り、手助けしつつ、自分も親として成長していきたいと感じています。

カテゴリー

本日のカレンダー

4月
26

正々堂々(せいせいどうどう)

正しいと思っていることは堂々と伝えましょう。