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子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。

「子どもの姿を見て学ぶ」Episode14

子育て web限定
ペンネーム
くろねこみやま
年齢
30代
家族構成
夫、長男(7歳)

暖かい日があったり、急に冷え込んだりと、朝から何を着ようか迷う日があります。
親切な夫が、朝の天気予報を見て「今日は○○度だよ」「朝晩は冷えるけど、日中は暖かくなりそうだよ」などと教えてくれるのですが、余計何を着ようか迷うのです。
一日を通して、ちょうどいい服はないにしても、何とか着替える回数を少なくするようにしようと思っていたところに、息子の姿を見て教えられる出来事がありました。
1年生の息子は朝起きると、今日は暖かいのか寒いのかを自分で考え、その日に着る服を選びます。
夜はというと、お風呂上がりに薄手の長袖のパジャマを着たかと思えば、ちょっと遊んで暑くなると、半袖シャツに着替えます。夫から「明日は寒くなるよ」と声が掛かると、布団に入る前には長袖のパジャマに着替えます。
私は、脱いだ服の山を見て「短時間しか着ないのにこんなに洗濯物を増やして……」という気持ちが湧いてきます。
そんな時〈もしかするとこういう思い方が自分自身を窮屈にしているのかもしれない〉とふと気付きました。
洗濯物を増やしたくない、着替えをすると化粧が取れる、手間も増える、面倒くさい……そんな思いが生まれていました。
暑い、寒いと思ったら着替える、たったそれだけのことを私は面倒くさがっていたのです。
息子の姿を見て、その時その場に順応している姿は、すばらしいと感じます。
洗濯物が増えるから、着替えるのが面倒くさいからなどと思って、自分で勝手に自分の行動に歯止めをかけていたのです。
そんな自分の都合優先の思い方が、子どもの大事な表現を奪うことにならないよう、まず私が、思ったことを胸にためたりせず、素直に言葉に出して息子に伝えていきたいと思います。

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