暮らしを彩る出版社
コラム
子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。
「伝えたいこと」Episode18
- ペンネーム
- なるめ
- 年齢
- 30代
- 家族構成
- 夫、長女（14歳）、長男（12歳）、次女（8歳）
長女に続いて長男も中学校に入学し、今春から寮生活を始めることになりました。
我が家は、私たち夫婦と次女の３人での生活がスタートしました。
長男の入学式に出席するため、車で遠方に出かけた時のことです。
着替えを準備している次女に「シャツは入れたの？」と確認すると、
「入れたよ！」と答えたので
〈ちゃんと準備してるんだなぁ〉と思いながら出発しました。
目的地に着いて、再度シャツのことを次女に確認すると、
「ちゃんと入れたよ。タンスに！」という返事が返ってきました。
私の問い掛けには〈かばんに〉が足りなかったのです。
入学式の会場では、持ってきた上履きに履き替えた時のことです。
履いてきた靴を上履きが入っていた袋に入れるため、
私は「裏返しにして入れたらいいよ」と言いました。
すると娘は靴の裏ではなく、袋を裏返して入れようとしていました。
私の説明に〈靴を〉の一言が足りなかったのです。
次女がこれまで、いかに上の子たちの行動をお手本にしながら、
私の言葉を理解して動いていたかが分かりました。
今まで、姉や兄から自然に学んでいたことが当たり前になっていて、
私は次女に対しての対応がおろそかになっていたことを反省しました。
そして、二人の姉兄がどれだけ私たち親を助けてくれていたかとあらためて感謝しました。
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