コラム

Lesson9 ブロッコリーのテリーヌ

食育レシピ

鮮やかな緑色と、その中からのぞく淡いピンク色──春の待ち遠しさを表現した一品は人の心をホッとさせてくれます。視覚と味覚の両方を楽しめ、他の料理とのバランスも抜群です♪
ブロッコリーの旬は、1月から3月で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。特にビタミンCが多く、風邪予防には最適です。今回のように蒸すことで、栄養価が保たれます。
薄く切ってサンドイッチにするとオードブルに、またゼラチンを除くと鶏(とり)肉料理のソースにも! 捨てられがちなブロッコリーの葉をテーブルフラワーに活用しました。

『芸生新聞』2016年2月8日付号掲載

材料(4人分)

ブロッコリー 1株
生クリーム(乳脂肪分38%) 50~80g
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2~3
板ゼラチン 10g
ロースハム 2~3枚
塩・コショウ 少々

作り方

  1. 1.

    ブロッコリーは茎を5㎜の輪切り、その他は同じ大きさに切る(火の通りが均一になる)。

  2. 2.

    1を蒸し器で5〜6分蒸し、温かいうちにフードプロセッサーにかける。

  3. 3.

    2にエキストラバージンオリーブオイルを少しずつ入れて混ぜる。

  4. 4.

    3に生クリームを入れてよく混ぜる。

  5. 5.

    4に水で戻し湯煎した板ゼラチンを入れ混ぜ、塩、コショウで味を整える。

  6. 6.

    テリーヌの型、またはプラスチック容器の内側にサランラップを敷き、5の1/2量を流し入れる。

  7. 7.

    6の上にロースハム(5㎜角の棒切り)を並べ、5の残りを流し入れて、ラップで包んで冷やす。

簡単! 食育レシピ教室

食育とは、「食」に関する知識(食材の旬や調理方法、栄養のことなど)を得ることだけではなく、もっと広い意味を持っています。団らんの場を増やし、食生活を通して健康増進を図るきっかけになり、またマナーやコミュニケーション力を養うことにもつながります。
食が築く健全で豊かな毎日が、皆様の明るく、楽しく、輝いた自己表現の助けになりますよう、季節に沿った身近なレシピを紹介します。

料理研究家 海野恵子(PL静岡中央教会所属)

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