暮らしを彩る出版社
コラム
子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。
「子どもの声に耳を傾けてますか」Episode24
子育て web限定
- ペンネーム
- Betty
- 年齢
- 40代
- 家族構成
- 夫、長女(17歳)、次女(13歳)、長男(10歳)
娘が小さい頃のこと。数年前のある日、私あての郵便物が2通届きました。
1通はお店からのセールのお知らせハガキ、もう1通は喪中ハガキでした。
私は2通のハガキに目を通した後、何も考えずテーブルの上に置きました。
それを見た娘は、「このハガキ、切ってもいいの?」と聞いてきました。
私はてっきりお店からのセールハガキのことだと思って、「いいよ」と答えました。
ところが、しばらくして娘が切っているハガキに目をやると、
なんと喪中ハガキを細かく切っていたのです。
それを見た私は「何でこっちのハガキまで切っちゃうの?」と怒ってしまいました。
その時、隣にいた夫が
「最初にこのハガキを切っていいの?と聞かれた時に、きちんと見て返事をしたのか?」と言われ、
そうできていなかったことに気付きました。
2枚のハガキが重なっていたのを見落とし、簡単に「いいよ」と言ってしまったのです。
娘がわざわざ私のところにハガキを見せに来たというのに、
その時の私は、娘の表現を粗末にするような対応をしてしまったことを反省しました。