暮らしを彩る出版社
コラム
夫婦がいつまでも明るく楽しく暮らすための秘訣は何でしょう。妻が、夫が相手を思いやり、共感し、認め合い、励まし合う…… 何でも分かっているつもりでいても、新しい発見がきっとそこにあります。日々の暮らしの中で感じたこと、気付いたことなどを手記でお届けします。
「共通の趣味」Episode17

- ペンネーム
- カモンヌ
- 年齢
- 30代
- 家族構成
- 夫

私たち夫婦は共通して食べることが大好きです。
ただ価値観は違い、夫はどちらかといえば高級志向、
私は安くておいしいものを好むので意見が合わないことも多々ありますが、
それでも夫婦でおいしいものを食べて、
共有できることが何よりも幸せです。
そんな夫が今年に入り、
今話題の糖質オフダイエットを始める宣言をしました。
テレビやインターネットなどでは
「糖質の少ない食品なら、おなかいっぱい食べてもだいじょうぶ!」
と簡単にできるように言われますが、
いざ作るとなるとそうはいきません。
毎回同じものを食べる訳にはいかないので、
食品や調味料の糖質量を調べたり、糖質オフのレシピを探したりと、
最初は献立を決めるのにとても苦労し、
毎回の食事を負担に感じることもありましたが、
そこで原動力になったのは
〈夫においしいものを食べさせてあげたい〉
という気持ちでした。
食べることが好きだからこそ1回の食事が1日の活力になるのを知っていたので、
とにかく手当たり次第に糖質オフのレシピを探し、
自分でも研究しながら夫に喜んでもらえるよう、
祈るような気持ちで工夫を凝らしました。
すると、だんだん基礎知識も身に付いてきたおかげで、
レシピをアレンジできるようになったり、
三食だけでなく、お菓子作りにも挑戦したりと、
今までの私の中にはない新しい料理の世界が開けたような気がして、
とても楽しくなってきました。
そして夫の「おいしい!」の言葉を聞くと、
大きくガッツポーズして私の意欲につながっています。
最近は当初のように厳しく糖質制限はしていませんが、
今でも糖質オフ料理の勉強は続け、
夫婦でおいしいものを食べて共有するという
幸せの形は更に進化を続けています。
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