コラム

子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。

「子どもにあたらない」Episode28

子育て web限定
ペンネーム
ななつぼし
年齢
30代
家族構成
夫、長男(11歳)、次男(8歳)、三男(2歳)

洗濯機の扉を開けた瞬間、がっかりすることがあります。
それは、ポケットティッシュを子どものズボンのポケットに入れたまま洗濯し、
他の洗濯物に白い紙がこびりついている時です。
たたいたり、つまんだりしてみても、なかなか取れず、イライラが募ります。
揚げ句の果てに
「ポケットからティッシュを出しなさいと言ってるでしょう!」と、
子どもに八つ当たりをする始末です。

そばにいた主人は「子どもは(ティッシュをポケットから出すことを)忘れるよ。
ポケットを確認するのはあなたの仕事だよ」と言うのです。
〈私の仕事? 出し忘れた子どもが悪いのに〉
と最初は聞く耳を持ちませんでした。

冷静になってよく考えてみると、洗濯をするのは私、
最終確認をしなかったのも私。
〈そっか……。私は未然に防ぐことができたはずだ〉と納得しました。
自分にとって都合の悪いことが起こると、
すぐに相手や周囲、環境のせいにしようとする自分がいます。
そして、その思いを正当化しようとして相手の都合や気持ちを確認せずに
怒り散らす傾向があるのです。

そんな姿を見た子どもは、私をおっかなく感じ、
周囲に対して同じようにかんしゃくを起こしてしまうのです。
健康で優しい子どもに育ってほしいと願う一方、
〈自分の感情に身を任せて子育てをしても、何も良いことはないのだなぁ〉
と改めて反省する日々です。

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「あさはきもちよくおきていますか」「いえのみんなに“おはよう”とあいさつしていますか」など、小学1,2,3年生の子どもと保護者宛てに手紙を書き始めました。できなかったことが少しでもできるようになるためのお話を、親子それぞれにお届けします。

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