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プロとアマチュアの違いは何か…。 自分の仕事に誇りを持ち、より充実した生活を送るためのヒントが満載。きっと誰もが今からでも変われます!本当の「自分」を発見し、マンネリズムから脱出しよう。 1982年(昭和57年)から1984年(昭和59年)までに連載された、芸術生活社発行『自己表現』の「プロフェッショナル研究」を原文のままお届けします。

「血と汗と涙を流せ」プロフェッショナル研究 Chapter22-1

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22-1

初心を忘れず、常に勇躍して仕事に取り組む。
それがプロになるための王道だ。

PL学園に衛生看護専門学校というのがあることをご存知であろうか。
ここはいわゆる正看、正式の資格を持った看護婦さんを養成する学校である。
小さな学校であるが内容は優秀で、毎年行われる看護婦さんの
国家試験にはほとんど全員合格するそうだ。
ほとんどというのは、大体三十人ぐらいのうち一人か二人不合格に
なることがときどきあるだけで、いつも全員合格を目指して学問に、
実習に取り組んでいるようだ。

国家試験というのは何でも大変らしい。
私が知っているのは司法試験に公認会計士、
それに医師国家試験ぐらいだが、
去年だか史上初めて早稲田大学出身者が、
司法試験合格者数で日本一になったと聞いたけど、
それにしたって受験者の半分か三割かそのぐらいで、
ほとんど全員合格なんてことはなかったはずである。
医師の国家試験の合格率が低下しているという話もよく聞く。
何でも今までは九〇%ぐらいあったこともあるのに、今では六割とか七割とか。
試験がむずかしくなったのか、受験者の質が低下したのか、
まあ人の命を預かる仕事だから、少しは苦しい目にも
あっておいてもらわないと世話になりにくいよね。

看護婦さんにしてもその通りで、
こんなに高い合格率を出す学校は少ないのだそうな。
まあ諸君も一度入院てやつを経験してみればわかるが、
患者にとっては看護婦さんという存在は神様の次ぐらいの感じで、
ちょっと苦しかったり、調子が悪かったりするときに
呼べば来てくれる看護婦さんは、ほんとうにありがたいし、
いろいろ世話をしてもらうときの態度が、
落ち着いた自信のあるものだったりすると、
それだけで良くなるような気がするもんだ。

ま、看護婦さんというのは、専門の知識もあり技術もあるプロフェッショナルだから、
少なくともそういう信頼感を与えるようには努めなければならないのだろう。
そのPL学園衛生看護専門学校を、今春卒業する人たちの、
卒業錬成というのに講義した。去年あたりからときどき授業を
したりしているので、少しは知られているからだろう。

ま、そのとき話したことが、今年から学窓を出て社会人になる人に、
多少参考になると思えるので、今回はそのときの話から始めよう。
まず第一に、学生という立場と社会人、つまり仕事をしてお金をもらう立場とは、
まるで違うということである。
仕事をしてお金をもらうということは、
すなわちプロフェッショナルになるということであるが、
初めのうちはどうせプロフェッショナルと言ってみても一人前に通用するとは限らない。
プロフェッショナルの卵ぐらいだろうが、
それでも守るべき原則というものがある。

 

つづく

月刊『自己表現』1984年4月号から原文のまま

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