暮らしを彩る出版社
コラム
子育ての中にはいろいろな発見があります。親として、何かを感じ、経験し、学んだこと…。それは自分にとっても周囲の人にとっても大切な宝。その発見の感激を毎回手記でお届けします。
「 “縁” を付けるということ」Episode30
子育て web限定
- ペンネーム
- フローレンス
- 年齢
- 40代
- 家族構成
- 夫(40代)、長男(11歳)、次男(9歳)
先日、部屋の片付けをしていた時のこと。
育児に関する新聞の切り抜きを見付けました。
タイトルは『子供に“縁”を付けない』でした。
良いことが書かれていると思ったので、
切り抜いて残していたのです。
私は、残していたことなどすっかり忘れていましたが、
あらためて読み返しました。
その中の〈学校に行っている子どものことを、
今頃どうしているかなどと思った瞬間、子供はボーッとしているものなのです〉
と書かれている一文を見て、私はハッとしました。
学校で個人面談があった時に、
長男の授業態度について〈ボーッとしている時がある〉
と先生から教えていただいたことがあります。
それも子どもの性格と思って、
あまり心に留めていませんでしたが、
この時深く反省しました。
原因は私にあったのです。
〈ちゃんと授業を受けているだろうか、いじめられていないだろうか〉など、
今考えてもどうしようもないことをあれこれ心配していた私が、
子どもの学校生活にまで影響を与えていたとは思ってもいませんでした。
現在は長男のことを気に掛けすぎることなく、
自分のするべきことを集中して行うよう、
心がけている毎日です。