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未就学児編その13「子供のやる気が出る言い方を」

親子コミュニケーション

 この時期は、多少ぐずっても、言い聞かせたり、親の思う所に連れて行けますが、どのように話すかは、とても大切なことです。

 「前みたいに泣いたらダメよ」「先生に怒ってもらうよ」では、子供の気持ちが萎えてしまいます。言い方に気を付けることで伝わり方が違います。

 大人でもミスをした時、「こんなミスをするから、君はダメなんだ!」と言われるのと、「君みたいな人が、ミスをするとは」では印象が違い、その後のやる気が変わります。

 子供なら、なおさらです。親だから子供に期待しますし、こうであってほしい形を望むのは当たり前なのですが、「~しないで!」「~はだめ!」の禁止一辺倒の言い方では、やる気になれません。

 子供を応援する気持ち、〈できるように頑張ろうね〉という心持ちで話すよう心がけましょう。〈なぜできないのよ!〉の思いからのスタートでは、伸ばしていけません。

 子供から「どうして毎日5分でもいいから、掃除しないの?」と言われるのと、「お母さん、毎日の晩ご飯を考えて作るのって大変よね」と言われるのでは、どちらが、〈頑張ろう!〉っていう気持ちになりますか?

 やる気のある子に育てるには、どのような声掛けをするのか、親が心がけるものなのです。具体的な場面をイメージして、どう言うか、ちょっと考えてみてください。

 「(ぐずったことは言わずに)今日は、歯医者さんで泣かなかったね、頑張れたね」「(しょっ中、お友達をたたく子が、たたかなかった日に)今日、お友達と仲良くできて、えらかったね」「(野菜を細かく刻んで分からなくしたカレーやハンバーグを食べたら)お野菜をパクパク食べて、かっこいいお兄さんだね」

 さて、自分がふだん何と言っているか、振り返ってみましょう。これからは、どう言いますか?

『芸生新聞』2018年12月3日付号掲載

臨床心理士の考える子育てのヒント

1998年から中学校のスクールカウンセラーを始め、現在、兵庫県内の小・中・高で生徒、教師、親の相談を受けている。こころの悩み相談「コミュニケーションズサポート」代表。PL学園高等学校卒業。

川嵜由起美(かわさきゆきみ)臨床心理士・公認心理師

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