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児童期編その2「子供が約束を守ろうとする感覚を養う」

親子コミュニケーション

 ルールを守れる子供にしていくために、気を付けておくことが幾つかあります。

 小さいうちは、おうちに帰ったら、手洗い、うがい、寝る前の歯磨きなど、親が一緒についていれば、守らせることができるものが多くあります。

 ですが、小学校に入ると「帰ったら、宿題をしてから遊びに行くのよ」「外で遊んでいても夕方5時になったら帰りなさいね」というような、親が見ていない状況でのお約束が増えていきます。

 低学年の間は、親がそばについてあげたり、促すことで守れるのなら、「できたね! 偉かったね!」と褒めてあげましょう。

 褒められたらうれしいものです。そこで、約束を守ろうとする気持ちが育っていくのです。監視するのではなく、守ろうとする感覚を養っていくのです。

 約束を守ることはとても大切ですが、学校から帰宅して、おやつを食べながら、ちょっとゆっくりする時間が長引いたり、遊びに夢中で帰宅が遅くなってしまったり、そんな時は、どう言いますか?

 きっちり、確実に、守らせることが絶対大事! というより、まず、守ろうとする気持ちがあるのかどうか、を見てください。

 お約束を覚えていたのか、守ろうとしたけれど、誘惑に負けてしまったのか。約束を覚えていたし、守ろうとしたのなら、その気持ちは酌んであげましょう。〈次回は守ろう〉と思う気持ちを、大切に伸ばしてあげましょう。

『芸生新聞』2019年5月6日付掲載

臨床心理士の考える子育てのヒント

1998年から中学校のスクールカウンセラーを始め、現在、兵庫県内の小・中・高で生徒、教師、親の相談を受けている。こころの悩み相談「コミュニケーションズサポート」代表。PL学園高等学校卒業。

川嵜由起美(かわさきゆきみ)臨床心理士・公認心理師

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