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児童期編その13「今の時代に合った子育てを」

親子コミュニケーション

 親にとって、一番上の子供の小学校入学は、自分の小学校時代以来になる人がほとんどです。20年から30年くらい前の思い出です。その時のイメージで、〈こうだろう〉と思うことも、そうではなくなっていることがたくさん出てきます。

 親の小学校時代は、ゆとり教育がされる前でしょうから、土曜日も学校へ通っていたでしょう。それだけでも大きく違うのです。となると、親の頭の中のイメージではなく、今の時代に合った子育てをしないといけないのです。

 前にネットやアプリのことも書きましたが、スマートフォン、パソコン、SNSがあって当たり前の社会の子育てです。もう小学生が携帯電話を持つことは珍しくないですし、幾種ものゲーム機があることも、親が子供のころにはなかったものですから、日ごろから使い方や最低限の約束などを考えておかないといけません。

 自分たちが子供時代に、親に放っておかれてもだいじょうぶだったから、子供だって自分で判断くらいできるでしょ、とはいきません。小学生の間は、そう外れたことはしなくても、その延長で中学生になってしまうと、夜何時までにケータイを切り上げる、などの判断や習慣がないままに、好き勝手に使うようになり、〈今更約束させたところで言うことを聞かないし……〉と親が困ることになるのは、よくあることです。

 好きなことを好きにしたいのが子供です。親自身も切り替えの利いた生活を心がけ、スマホ、携帯電話、タブレットを安易に使わせない判断をすることが時代に合わせた子育てであり、親力なのです。

『芸生新聞』2020年9月7日付号掲載

臨床心理士の考える子育てのヒント

1998年から中学校のスクールカウンセラーを始め、現在、兵庫県内の小・中・高で生徒、教師、親の相談を受けている。こころの悩み相談「コミュニケーションズサポート」代表。PL学園高等学校卒業。

川嵜由起美(かわさきゆきみ)臨床心理士・公認心理師

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