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児童期編その24「子供の言いなりにならず、親が判断を」

親子コミュニケーション

 学校が週休2日制になった時から、特にお稽古事、学習塾、スポーツなどの習い事に通う子供が更に増えたように思います。

 それらを続けていくことで、スポーツなり、習い事なりの上達のみならず、そこでの人間関係、伸び悩みの〝カベ〟、継続する力の大切さなどを経験し、内面を磨くことにもなります。

 そうすると、子供が「もうやめたい」「面白くなくなったから行きたくない」と言った時にどうしましょう? お稽古事だから、学校ではないから「やめさせてもいいか」と、すぐに子供の言いなりになっていると、本当は付けられる力が付かないままになってしまいます。

 毎回、泣きながらでも無理やり通わせるのがいいとはいいませんが、親が〈ここまではさせよう〉と思うところまでは、頑張らせることも必要だと思います。

 その見極めが、親力なのです。そうすると、習い始める前に「簡単にやめられないよ」「〇〇ができるようになるまでは続けようね」などと、約束しておくこともいいでしょう。

 もし、「やめたい」と言いだしたなら、それがなぜなのかを考えてみてください。

 先生に怒られたことが嫌だったのか、周りのお友達と比べての劣等感からなのか、仲の良かったお友達とケンカしたからなのか、それとも、親も〈そろそろやめさせた方がいいかな〉と思えるほど、もう目いっぱいのスケジュールで疲れ切っていたからなのか、よく聞いて、考えて、判断する必要があります。

 昨今は、子供の言いなりになる親が増えました。親だからこそ、子供が乗り越えていくこと、成長することができる方向を選ぶ判断をしてください。

『芸生新聞』2021年9月6日付号掲載

臨床心理士の考える子育てのヒント

1998年から中学校のスクールカウンセラーを始め、現在、兵庫県内の小・中・高で生徒、教師、親の相談を受けている。こころの悩み相談「コミュニケーションズサポート」代表。PL学園高等学校卒業。

川嵜由起美(かわさきゆきみ)臨床心理士・公認心理師

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