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思春期編その4「反抗期はサラリと受け流して」

親子コミュニケーション

 前項で、子供の悩みに対して過度に心配し過ぎる親について書きましたが、子供の反抗期に関しても、対応力の弱さを感じることがよくあります。

 大した反抗ではないのに、ちょっと言い返されただけで大きく動揺したり、〈良い子だったのに、何かあったのかしら〉と何か理由を探そうとしたり。嫌なことでもあったのか、部活でストレスでもあるのかと思い悩む。

 反抗期だと頭で分かっていても、受け入れられない親もいます。「反抗期だからと思うんですが」と言いながら、実際は言うことを聞かないと、つい頭ごなしに怒ってしまう。そして言い返してきた子供に対し、また畳み掛けるように説教してしまうのです。

 反抗期に入ったなら、親は〈受け流す時期に入った〉と思った方がいいかもしれません。放っておくのではなく、反抗していることをサラリとかわすイメージです。

 子供のイライラは一時期的なもので、本人にもなぜか分かっていないのです。それに真正面からぶつかっていっては、更にイライラが増していくだけです。

 あなたは子供同士の言い合いのような親子げんかをしていませんか? 子供によって反抗する程度や期間は違います。それほど大きな反抗をせずに中学、高校と過ごす子供たちも増えています。他の子とわが子を比べてもあまり意味がないのです。

 わが身を照らし、〈反抗期だから仕方ないな〉と、ドンと構える〝肝っ玉〟母さん的な対応を心掛けていきましょう。

『芸生新聞』2022年2月7日付号掲載

臨床心理士の考える子育てのヒント

1998年から中学校のスクールカウンセラーを始め、現在、兵庫県内の小・中・高で生徒、教師、親の相談を受けている。こころの悩み相談「コミュニケーションズサポート」代表。PL学園高等学校卒業。

川嵜由起美(かわさきゆきみ)臨床心理士・公認心理師

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